産業力の強化と
移住定住の促進
◎交通結節点の「地の利」を生かした適正な土地利用と企業誘致の推進
将来の税収確保や雇用の創出のため、古賀IC 周辺の今在家、新原高木、大内田の各地区で工業・物流団地を整備します。新たに、青柳迎田地区で工業団地の形成を検討します。
農業の生産性向上を図るため、薦野清滝地区の基盤整備事業を推進します。農地保全や農業用施設の維持・管理、デジタル技術の活用、鳥獣被害や放置竹林の対策を支援します。地産地消の拠点「コスモス館」の機能を強化します。
居住機能を強化するため、古賀中学校周辺の市街化をめざした土地利用を検討します。
◎中心市街地の古賀駅周辺活性化と「コンパクト・プラス・ネットワーク」の形成
古賀駅東口エリアの開発を推進します。道路や公園、居住や商業、医療、教育などの多様な機能を集積し、誰もが居心地の良い街並みをめざします。古賀駅西口エリアは、空き店舗改装による拠点形成や新たな事業者の進出を支援し、市内外の人の交流を促進します。新たな道路整備による駅周辺へのアクセス強化を検討します。AI オンデマンドバスなど多様な手法で持続可能な公共交通網を形成します。中心市街地と小野地域や青柳地域をつなぎ、一体的な発展をめざします。
千鳥駅東口にロータリーを整備します。西鉄宮地岳線跡地は安全・安心を前提に道路や遊歩道、憩いの空間を形成します。花見佐谷線の整備を進めます。
薬王寺温泉オフィス「快生館」へのサテライトオフィス誘致やコワーキングスペース利用、イベントでの活用を促進し、多様な人材の交流で新たな価値を生み出します。
国史跡・船原古墳、唐津街道・青柳宿、白砂青松の海岸、薦野城をはじめ観光資源の活用を推進します。「立花宗茂と誾千代」の大河ドラマ招致運動を展開します。
チルドレン・ファースト
◎すべての子どもと子育て家庭を見守り、包括的に支える体制を強化
妊娠期から出産、乳幼児期を切れ目なく支援します。産前・産後ケア、発達段階に応じたきめ細かな相談支援体制を強化。すべての子どもの誕生をお祝いし、赤ちゃん用品や子育て応援券を贈ります。
多胎児家庭の家事・育児を支援します。経済的に厳しい妊婦に産科受診料を助成します。「ペリネイタル・ロス」のケアの充実を図ります。ひとり親家庭や未就園児、障がい児、ヤングケアラーを支え、子どもの貧困対策、児童虐待防止に取り組みます。
十分な保育の受け皿を確保し、質の高い幼児教育・保育サービスを提供します。
◎子どもの医療費助成を拡大し、就学前を無料化
3歳未満に加え、まずは3~6歳を無料化します。そのうえで、18 歳までの拡大も検討していきます。本来は国の責任で全国一律に実施すべきものであり、全国市長会を通じて18 歳までの無料化を政府・国会に強く働きかけます。
◎みんなで子どもの学びと育ちをきめ細かく支え、「生き抜く力」を伸ばす
全小中学校・全学年での原則35 人以下学級、多様な人的配置、デジタル機器の積極活用で、一人一人のニーズに応じた教育を実現します。インクルーシブ教育を推進します。校舎改修を着実に進め、トイレを洋式化・多目的化します。地域の特性を生かした余裕教室の活用で多世代の交流促進を図ります。地域や子ども支援団体と連携して居場所を確保します。通学合宿などの多様な体験活動を後押しします。
あらゆる世代の生涯学習活動を応援し、スポーツ・文化を振興します。県と連携し、古賀市の特性を生かした新たなスポーツ関連施設を検討します。
誰もが健康で安心して
暮らしていける地域社会
◎超高齢社会に対応し、健康づくり・介護予防、地域福祉を推進
全世代型の健康づくりを推進します。地域や学校、企業、市民団体と連携し、健康チャレンジ10か条やヘルス・ステーションの普及促進、特定健診やがん検診の受診勧奨に取り組み、市民一人一人が自らの健康を意識できる環境をつくります。
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、地域包括支援センターできめ細かく相談に応じます。要介護などで移動が困難な方のごみ出しを支援します。認知症への理解を促進します。高齢者のペットとの暮らしを支援します。
千鳥苑は当面は現建物で社会福祉サービスを提供し、老朽化を踏まえ、今後のあり方を検討します。
障がい者福祉を推進します。個々のニーズに応じた日常生活のサービスを提供し、事業所や企業と連携して就労を支援します。
高齢者の独居、8050 問題、介護と育児のダブルケア、孤独・孤立など複雑化・多様化する課題に対応するため、ソーシャル・ワーカーなど専門職による包括的な相談支援体制を充実します。
◎ゼロカーボンシティとして環境にやさしいまちへ―ワンヘルス推進
人と動物の健康、環境の健全性は一つのものと考える「ワンヘルス(One Health)」の理念のもと、世界の先進地である福岡県と連携し、人と動物の共生社会づくり、生物多様性の保全、地球温暖化対策などに取り組みます。
脱炭素社会に向けて企業連携による取り組みを検討します。4R推進によるごみ減量と適正処理を推進します。
◎デジタル推進による市民サービスの向上
市役所の様々な手続きのオンライン化を推進するとともに、業務効率化で人的資源を多様な課題解決の政策立案に振り向け、市民サービスの向上を図ります。高齢者を中心としたデジタル格差解消のため、きめ細かく支援します。
◎人権と多様性(ダイバーシティ)を尊重し、平和を希求する先進都市へ
私たち一人一人が大切にされ、自己実現を図れる地域社会へ。部落差別をはじめあらゆる差別を許さず、人権尊重の市政運営を徹底します。LGBTQ など性的マイノリティの権利保障を進め、性の多様性への理解を広げます。男女が共に能力を発揮できるジェンダー平等社会をめざします。アジアや欧米との国際交流、多文化共生を推進します。
名誉市民の中村哲さんを顕彰し、その志と功績を次代につなぎます。平和首長会議や日本非核宣言自治体協議会のメンバーとして核兵器廃絶と世界平和をめざします。
危機管理の徹底
大規模災害や感染症の流行に備え、即応します。消防団の活動を支援し、自主防災組織との連携を強化します。
「オール古賀」の
まちづくり
誰もがまちづくりに関われるよう、政策づくり、予算編成を「見える化」します。地域ごと、政策ごとの対話集会を開催します。SNS やブログを活用し、即時的に情報を発信します。子どもたちの声を聴き、市政運営につなげます。古賀の魅力を発信するシティプロモーションを強化します。古賀の関係人口を増やし、連携し、まちづくりを進めます。